赤ちゃんの成長について

胎児の発育と、五感の発達

生まれた頃は首も腰もグラグラで、からだの機能が未熟だった赤ちゃんも、脳の発達、骨や筋肉の発達とともに、姿勢が変化し、生後一年間でさまざまな運動機能を身につけていきます。正しい成長のために、姿勢の発達に合わせてサポートしてあげること、赤ちゃんの様子や変化を見守り、
日常の事故から守ってあげることが大切です。

赤ちゃんの発達と姿勢

お母さんのおなかの中で赤ちゃんは体を丸めた状態で過ごします。その影響もあって、生まれたばかりの赤ちゃんの手足はより屈曲した状態にあり、時折みられる動きはバラバラに見えますが、発達とともに、まとまったより目的的な動きを獲得していきます。そしてこの発達は頭の方から足に向かって、また、体の中心から手足というように進んでいきます。

まず、最初にみられるのは頭の位置の安定です。頭が安定していないと、視線も安定せず、赤ちゃんがみることでいろいろ学習していくことを考えると首がすわるということはとても重要なことといえます。

では、赤ちゃんの首すわりとはどんな状態を言うのでしょか?一般的には赤ちゃんが仰向けに寝ている状態から赤ちゃんの手を持ってゆっくり体を起こそうとしたときに、赤ちゃんの頭が後ろにたれずに、一緒に起きあがり、ちょうど上体が垂直近くまで起きあがったときには頭が前や後ろに倒れなければ、首がすわったとします。一般的に生後4カ月頃には、たて抱きにしても赤ちゃんは頭をしっかり保つことができるようになるわけです。

頭の姿勢が安定することでさらに赤ちゃんの世界が広がってきます。仰向けで外の世界を眺めていたのが、自分で頭を動かして周りを見回し、自分と外界との関係を直立姿勢と同じような関係に近づけようとします。頭を横に向け、そこで生じた体のねじれを元に戻そうとすることによって下半身が回転し、生後5~6カ月頃にみられる寝返りとなっていくのです。この寝返りをし始める時期は、仰向けに寝ているから大丈夫と思ってもいつのまにか寝返りをしてしまい、ベッドから落ちてしまうこともよくあります。赤ちゃんのそばを離れる時は、ベッドの柵をあげるようにしましょう。

体の軸の安定は、頚からさらに 体幹下部である腰へとすすみ、お座りが可能になります。また仰向けから寝返りをし、うつぶせですごすことが多くなってくると、自分の体を移動させようと、四肢を盛んに動かします。うつぶせの姿勢では上肢の支持もしっかりし、四つ這いの姿勢が可能になり、さらには、左右の足を交互に動かす這い這いになってきます。このような移動が可能になってくると、腰から下肢機能がしっかりし、つかまり立ちなどの立位の姿勢へとつながっていきます。うつぶせ姿勢、這い這いをし始める時期は、発達の個人差もみられます。少し遅いなと思っても、焦らず、赤ちゃんの動きを見守ってあげることも大事です。

赤ちゃんは外界への働きかけとして盛んに手足を動かし、様々な日常の動きを経験することによって、自然に歩くための準備をしているといえます。赤ちゃんが自由に動き始めると目が離せませんが、赤ちゃんの動きにゆったりとつきあってください。

赤ちゃんの姿勢と運動機能の発達

  • 生後1カ月(新生児)

    首の力が弱く、自分の力で頭を持ち上げることができません。授乳時間以外はほとんど寝ていますが、頭や手足は動かせます。

  • 生後2カ月~4カ月

    自分の力で首が持ち上げられるようになります。これが“首すわり”。寝返りも始まり、身近なものをつかんで口に入れようとします。

  • 生後5カ月~6カ月

    手で体を起こし、座れるようになります。この頃から背ぼねのS字カーブができ始めます。物に向かって移動したり高い所によじ登ろうとします。

  • 生後7カ月~8カ月

    一人でしっかり座れるようになる時期。からだ全体のバランスをとる筋肉や動きを統合する平行機能が発達した証拠です。
    ハイハイも始まる頃です。

  • 生後8カ月

    つかまり立ちが始まり、つたい歩きからヨチヨチ歩きを始めます。言葉もわかるようになり、指先でうまく物をつかめるようになってきます。

  • 生後12カ月~

    支えなしで2足歩行ができるようになりますが、バランスはまだ不安定。手足を器用に動かせるようになります。

※内容は、平均的な発達特徴です。赤ちゃんは個人差が大きいので、あくまでも目安としてお考えください。

発達に合わせて身のまわりのことに注意してあげましょう

※赤ちゃんは、昨日までできなかったことが急にできるようになったりします。日々の赤ちゃんの様子や変化に気をつけ、ケガや事故を防いであげましょう。

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