足は“第二の心臓”と呼ばれ、歩くことで血液を心臓の方へ押し上げ、心臓のポンプ力を助けています。そして歩けば歩くほど血の巡りが良くなり、呼吸器官も発達します。さらに正しい姿勢で歩くこと、土踏まずなどの足のアーチの形成は、健康を維持するために、さまざまな効果があるのです。

赤ちゃんの足の骨は、ほとんどが軟骨です
二足歩行を開始する頃の赤ちゃんの足は、 ほとんどが軟骨で発育中の骨が厚い脂肪で覆われているため、 足を地面に着けると広がり、形も変わってしまいます。足の骨の形成は3歳で27%、4歳で48%、5歳で60%、6歳で70%が完成するといわれ、レントゲンに写る程度に骨化されるのは4歳を過ぎた頃。足の形状も大人とはバランスがまったく違い、 指が長く、かかとが小さいのが特徴です。
赤ちゃんは重心移動が上手にできません
赤ちゃんは歩き方も大人とはまったく違います。 大人の足裏の重心移動は、かかとから拇指にぬけていきますが、赤ちゃんの場合は、この重心移動がまだできず、直線的で不安定。 両足を開いてヨチヨチと歩き、一直線上を歩くことができません。骨や筋肉、脳の発達に伴って、徐々に大人の安定した重心移動に近づいていきます。
足には“土踏まず”を含む4つのアーチがあり、体重を安定して支えたり、歩く際の地面からの衝撃を吸収するクッションのような役目を果たしています。 アーチ(土踏まず)は、歩くことによって形成され、3〜4歳頃に発達します。しかし、アーチのない扁平足の状態では、足に負担がかかり、長時間歩けない、疲れやすいなどの症状に現れてきます。さらに足を地面につける際の衝撃が、ひざや腰、背ぼねなどに伝わり、さらには脳に影響を及ぼす可能性もあるといわれています。
正しい歩行姿勢、脳や体全体の発達のためにも、歩き始めから土踏まずの形成を促してあげることは、とても大切。それには、裸足で歩くことがいちばんです。赤ちゃんは裸足の時、地面を指でつかむようにして立ち、裸足で歩く時は、足の指に力を込めてバランスをとっています。この動作が土踏まずなどの形成にとても重要なのです。
土踏まずなどの形成を促すために、赤ちゃんはできるだけ裸足で歩かせてあげたいものですが、現代の生活環境では、やはり靴が必要になります。靴は赤ちゃんの未熟な足を守るものであると同時に、成長を妨げないこと、 靴を履いていても裸足のような安定した歩行をサポートできることが大切です。また、つかまり立ち、つたい歩き、ヨチヨチ歩き、ひとり歩き・・・と、赤ちゃんの歩行はどんどん変化していきます。その時期の歩行特徴を知り、変化する歩行形態に合わせてしっかり守ってあげましょう。
歩行からの危険とは?
アスファルトやフローリングなど、人工的な床面が多い現代は、靴を履いていても足に加わる衝撃が大きいのです。また近年、扁平足や外反母趾などのトラブルが激増しています。それが腰痛・関節痛等の原因につながる恐れがあるのです。
子どもたちの足にも異変が起きている。
現在、子どもたちの間でも急増している扁平足や外反母趾。それらは関節の痛みや疲労を引き起こし、長距離を走れないなど、子どもの健康に大きなえいきょうを与えています。足に合わない靴を履いていることが原因の一つといわれています。
健康な足を育てるために、靴選びが重要。
赤ちゃんや子どもたちの健康を守るため、土踏まずなどの足形成を促し、つかまり立ち、つたい歩き、ヨチヨチ歩き、ひとり歩きと、その時期の足の特性と、歩行形態に合わせてサポートできる靴を選ぶことが重要です。
























