赤ちゃんの夜泣きは、おもに3ヵ月~1歳後半頃にみられます。乳児期前半は、空腹やおむつがぬれたり、暑すぎるなどの生理的(身体的)な原因が多く、乳児期後半になると不安や恐れ、昼間の刺激の多さや、ストレスなど心理的(精神的)な原因によるものが多いようです。 一時的に突発的にみられるものと、ほぼ毎日のようにみられるものがあり原因はさまざまです。
泣き出してから10分以内にまた眠る程度の夜泣きなら、軽くポンポンと背中を叩いてあげればよいでしょう。それ以上泣き続けたり、大声でワアワア泣くような時には、おしめを見て、ぬれていたら取り替えてあげたり、空腹のときは母乳やミルクを与えると泣きやみます。
また、赤ちゃんの体温は大人より高く、また環境によって変化するので、部屋が暑かったり厚着や布団の掛け過ぎなどで、体温が上がって泣くこともあります。このようなときには身体が熱く、いつもより多く汗をかいているのでわかります。薄着をさせて体温を下げると安眠します。
それでも泣き止まない時には抱っこをしてあげたり、静かな音楽や子守唄を聞かせることも一つの手です。あまり神経質にならず、赤ちゃんの生活リズムを整えて、ゆったりした気持ちで大らかに対処することが大切です。
昼間も、家の中ばかりにいるのではなく、お散歩などをして外の空気を感じたりして、気分転換しましょう。また、あまり興奮したり、刺激的な体験をすることが夜泣きにつながることもありますから気をつけてあげてください。お母さんの疲れや、イライラ、夫婦ゲンカや嫁姑問題が夜泣きの原因になることもあるので、なごやかな家庭内の人間関係をつくることも大切です。
赤ちゃんが夜に機嫌が悪くなったときは、病気の可能性もあります。激しく泣いたり、吐いたりするときは、発熱の有無、風邪をひいているかどうか、あるいは中耳炎、身体の発疹などの有無に注意する必要があります。普段と子どもの様子が違うと感じたら病院にいって診察することも大切です。
中村先生は、最近増えている乳幼児の虐待問題を例に挙げ、子育て中のお母さんを支える周囲の環境整備が重要だと説かれました。虐待をするつもりがなくても、ストレスの多い育児中のお母さんが、つい激しく赤ちゃんを揺さぶってしまうことも考えられます。「相談相手がいないようなお母さんには、販売店の方も念入りに応対して欲しい」と話しておられました。 今回、この「育児幸せ大学」受講し、学ばれた流通の皆さま方一人ひとりが、それぞれの売り場で、育児に悩むお母さん方に「不安に思うことがあれば、気軽に相談してくださいね」という声かけができるようになれば嬉しく思います。
今後、この育児幸せ大学が、お母さま方にも広く受講して頂ける講座になれば、どんなによいだろうと感じさせられるそんな二日間でした。
泣いている赤ちゃんを早く泣きやますには・・・
- しばらく一人で泣かしておく。その後で抱き上げてやさしい、抑揚のある声で話しかける。
- 少し大きくなってきて、物事に興味をもちだしてきたら、しばらく抱っこした後「ほらほら、あれを見て」、「あっ」と声を出して注意を向けるのも一つの方法です。




























