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子育て中は様々な悩みがつきないですよね。
今回は実際にアップリカのメールマガジン会員様へ育児のお悩み募集をし、
赤ちゃんタレントの撮影現場でトータルサポートケアを行う
ベビーモデルトレーナー野田先生にご回答いただきました。
ベビーモデルトレーナー
数々の赤ちゃんや子どもの撮影現場で活動し、年間1,000人以上の赤ちゃんのサポートケアを行なっている。ふれあいとリズムを大切にしながら 赤ちゃん一人一人と呼吸を合わせ、多くの輝く笑顔をメディアに輩出することを目指して活動中。
0歳児ママ
ネンネシーンを撮影するときは、授乳やオムツ替えを済ませたら、この子は今どうしてもらいたいかなという観察を五感の全てを使って感じ取ります。
まだ眠くなければ心地よい疲れを感じる程度の運動を促したり、どこかの筋肉が緊張していないか、お腹が張っていないか、汗をかいていないかなどをしっかり観察し、ベビーマッサージなどでそれぞれの不快を取り除いてあげた後、全身が安らげるような抱っこの仕方でゆったりと入眠を導いていきます。
大人が焦る気持ちはすぐに赤ちゃんに伝わってしまうので、常に気持ちを穏やかにして対応することを心がけています。
ゆっくりと優しくスクワットしながら縦揺れで抱っこをすることでスムーズに安眠できることがあります。
0歳児ママ
赤ちゃんの成長は十人十色。成長差はもちろん寝返りやハイハイ、つかまり立ちができる月齢も実に様々です。
お子さんの成長はつい数字に惑わされてしまいがちですが、数多くの赤ちゃんと接していると 全身を元気いっぱい動かして喜怒哀楽をたくさん見せてくれる健やかさこそが成長に一番大切なことだと実感します。目の前のお子さんとしっかり向き合い、日々の成長を喜び「大好き」をたくさん伝えて下さい。
成長や発達はつい標準値や他者と比べて正解を求めてしまいすが、答えはお子さん自身が持っています。成長は大切な「個性」と捉え、お子さんのペースに寄り添って育むことが正解なのだと、私自身も多くの赤ちゃんから学んでいます。
1歳児ママ
人見知りは素晴らしい成長の証です。撮影の際は時間を要しますが 、人見知りが強いお子さんでも安心できる遊び環境を提案することで必ず笑顔を見せてくれます。
不安な要素を一度しっかり受け止めてあげて、はじめはママと一緒に楽しさを共感できる場を作っていきます。信頼と安心感が得られれば、少しずつ積極的にママから身体を離して楽しく笑顔で遊ぶことができます。
他人と目を合わせることが恐いと思っているお子さんは、おもちゃに気持ちと目線が行くよう誘導しながら遊びます。お子さん自身が楽しむペースを把握しながら、少しずつ他者との距離感を縮めていくことが大切です。
2歳児ママ
2歳前後のお子さんは撮影現場でも定められた場所で時間内にアクションをしてもらうのは、毎回至難の技。自己主張も増え、したいこと、したくないことがはっきりしてきますし、撮影場所が楽しくて居心地がよくなければ、そこには一秒も留まってくれません。
気持ちを高めてあげる声かけやワクワク感を促しながら「すごいね!できるね!」と自信をつけてあげるとみるみるうちに課題をクリアできる月齢でもあります。わかりやすく肯定的な言葉とともに大人がお手本を見せてあげることや、しつこくアプローチしすぎない事も大切です。
トイレトレーニングの場合は、トイレでの排泄がとても気持ちが良いことだと理解してもらい、失敗しても焦らず明るく受け止めてあげることも成功の秘訣です。
2歳児ママ
撮影中にイヤイヤスイッチが入ると短時間で解除しなければなりませんが、意思やプライドもしっかり持っている誇り高き2歳児は「否定」を一番好みません。
「イヤ」の気持ちを一度受け止めてあげること、そしてしっかりと存在を尊重し信頼してあげることで驚くほど才能を発揮してくれます。
その子本来の生き生きとした表情を短時間で引き出してあげることは実に難しい年頃ですが、どの月齢よりも生命力に満ちあふれたキラキラと輝く表情を持っている存在でもあります。
ご家庭ではイヤイヤをしっかり受け止めてあげながら ベビーマッサージや手遊び、ぎゅっとハグをするなど愛情とふれあいを実感できる時間をたくさん作って下さい。
赤ちゃんが生まれ、幸せな毎日の一方で 慣れない育児が始まり慌ただしい日々、産後のホルモンや体調変化でママご自身が心身のバランスを崩していませんか?
どの月齢でも育児の悩みは尽きることがありませんが、肩の力を抜いて 目の前の赤ちゃんの気持ちに寄り添い、シンプルに向かい合うことで心が楽になることもあります。
ママが元気で赤ちゃんと向かい合うために、時にはママの心と体を休めるということも大切な事。1人で抱え込んでしまうと どうしても負のスパイラルに巻き込まれてしまいがち。
ご家族の手助けはもちろん、育児サポートやベビーシッター、家事代行を利用するなど辛い時は無理をしすぎずに周りの協力を仰ぎましょう。
ベビーモデルトレーナー
スタイリストとして活動していた頃にベビー用品の撮影の際、赤ちゃんの知識に特化した専門スタッフの必要性を感じ、ベビーハンドラーという専門職にたどり着く。スタイリスト業のかたわら、児童劇団赤ちゃんモデル部のプロフィール撮影に参加し、数多くの赤ちゃんから笑顔を引き出す独自の手法を生み出した。
IHTA認定チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージインストラクター)やチャイルドコーチングアドバイザーなど赤ちゃんや子どもに関する資格も取得。長年のベビーシッター経験では赤ちゃんの個性と特性に合わせ、気持ちに寄り添ったケア法を学んだ。
2014年「ベビーモデルトレーナー」の商標を取得。現在は数々の赤ちゃんや子どもの撮影現場で活動し、年間1,000人以上の赤ちゃんのサポートケアを行なっている。ふれあいとリズムを大切にしながら 赤ちゃん一人一人と呼吸を合わせ、多くの輝く笑顔をメディアに輩出することを目指して活動中。