
ママからもらう免疫力は2つ。1つはIgGで妊娠中に胎盤を介して赤ちゃんの血液中に運ばれます。ママが実際にかかった感染症や予防接種によって獲得したさまざまな感染症に対する抗体を含んでいます。グラフに示す通り、生後6カ月前後でなくなってしまいます。
※ グラフ:仁志田博司編『新生児学入門 第5版』第18章 P325 図8−1より 一部改変ママからもらう免疫力の2つ目は、IgAです。赤ちゃんはまだ自分でこの分泌型IgAを作ることが出来ないのですが、生後数日間に分泌される「初乳」にはそれがたくさん含まれています。それはなんと、その後分泌される母乳の約3倍。この素晴らしい「初乳」を是非赤ちゃんに飲ませてあげてください。
ぜん息や赤ちゃんの花粉症が増えてきているのは、環境の影響によるところが大きいと言われています。アレルギー体質の原因となるアレルゲンには、ダニやカビ、花粉、菌などさまざまなものが考えられます。遺伝的にアレルギーの心配がある場合は、アレルゲンとの接触を最小限にすること、ペットを飼うタイミングもできるだけ遅い方が良いでしょう。