守ってあげたい8つのからだの未熟性

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8.免疫力が弱い

ママのおなかの中では
無菌状態で過ごしてきた赤ちゃんも、
外界に生まれ出た瞬間から
色々な菌や有害物質にさらされます。
生後6カ月位までは期間限定の「免疫」という
お土産をママからもらって生まれてくるのですが、
それ以降は予防接種や栄養を取る中で自身の免疫力を少しづつつけていきます。

ママからもらう免疫力 その1

ママからもらう免疫力は2つ。1つはIgGで妊娠中に胎盤を介して赤ちゃんの血液中に運ばれます。ママが実際にかかった感染症や予防接種によって獲得したさまざまな感染症に対する抗体を含んでいます。グラフに示す通り、生後6カ月前後でなくなってしまいます。

※ グラフ:仁志田博司編『新生児学入門 第5版』第18章 P325 図8−1より 一部改変

ママからもらう免疫力 その2


ママからもらう免疫力の2つ目は、IgAです。赤ちゃんはまだ自分でこの分泌型IgAを作ることが出来ないのですが、生後数日間に分泌される「初乳」にはそれがたくさん含まれています。それはなんと、その後分泌される母乳の約3倍。この素晴らしい「初乳」を是非赤ちゃんに飲ませてあげてください。

アレルゲンから遠ざける


ぜん息や赤ちゃんの花粉症が増えてきているのは、環境の影響によるところが大きいと言われています。アレルギー体質の原因となるアレルゲンには、ダニやカビ、花粉、菌などさまざまなものが考えられます。遺伝的にアレルギーの心配がある場合は、アレルゲンとの接触を最小限にすること、ペットを飼うタイミングもできるだけ遅い方が良いでしょう。