大人と違う赤ちゃんの特長ってなに?ー 8つの特性 ー/ 大切なのは睡眠・生活リズムをつくること
赤ちゃんのこと

大切なのは睡眠・生活リズムをつくること

#大人と違う赤ちゃんの特長ってなに?ー 8つの特性 ー
#睡眠

人間の1日の体内時計は、およそ24時間11分と言われています。それに対して地球時間は24時間弱。このズレを私たちは毎日調整しています。

生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ1日のリズムの体内時計が働いていないので、昼と夜の区別なく寝ていますが、2カ月頃になるとこの体内時計が働き始めます。3~4か月頃になると昼夜の自然のリズムや周囲の人の刺激に影響されるようになり、地球時間とのずれを調整できるようになります。そして、2~4カ月頃までの間に急速に夜にまとめて長時間の睡眠をとれるようになり昼間の睡眠時間は減っていきます。

まだ、おなかの外の世界に慣れない赤ちゃんにとって、体内時計を整えていくためには、毎朝だいたい同じ時間に眠り、同じ時間に起きて、同じ時間に授乳、同じ場所で過ごすといった毎日ルーティンのリズム(おおよそ決まった一日のスケジュール)をつくりましょう。それが赤ちゃんの生活リズムを整え、心の安定につながります。赤ちゃんの心の安定さえ心がければ、子育てはたいていうまくいくのです。

最近の研究で、1―2歳で完成するヒトの体内時計は生涯の健康に影響するともいう事も少しずつわかってきています。ますます進む夜型社会において、生後すぐから夜にぐっすり眠るという睡眠・生活リズムを教えていくことが、実はとても大切なのです。