赤ちゃんの発達を考える/ 人見知りとは、“違いがわかる”ということ
赤ちゃんのこと

人見知りとは、“違いがわかる”ということ

#赤ちゃんの発達を考える

生後半年~7カ月ころになると、知っている人と知らない人の区別がつくようになります。
「この人は、おっぱいをくれる人」「何か話しかけてくるけど、いつもお世話をしてくれる人とは違う」、そういった違いを感じて、泣き出す赤ちゃんもいれば顔をそらしたり、お母さんにしがみついたりする赤ちゃんもいます。これが「人見知り」です。大人でも初対面の人には緊張するものなので、おうちの人くらいしか、知り合いのいない赤ちゃんはなおさらです。

「人見知り」が強い子、弱い子というのは、どこからくるのでしょう?
それは、本人の生まれつきの「気質」、「体験」の二つの要素で決まってきます。

「気質」は、簡単に言うとおおらかで大抵なことがあっても動じないタイプと、とても敏感で何かあると構えてしまうタイプがあります。そして、「体験」は、周りの人がみんな優しくしてくれる場合や、お母さんは優しいけれどお父さんは怒鳴ることが多い場合など、声色や扱われ方が違って怖かったことを覚えているなどが例としてあげられます。
その「気質」と「体験」の組み合わせで、人に対する赤ちゃんの反応が違ってきます。敏感な赤ちゃんで、嫌な体験が多い場合は泣いてしまったり、その逆で、おおらかな赤ちゃんがハッピーな思いだけをしてきた場合は、どんな人が来てもニコニコして人見知りが少ないというわけです。

保育園や幼稚園の通い始めに、親と離れてしまう時に泣き止まない、これは「気質」もあるけれどお母さん以外の人に接する「体験」がすごく少なかったという可能性もあります。

「人見知り」で困るのは、周囲の大人だけです。せっかく声をかけてくれた人に悪いとか、人に預けられないという理由であれば、ほうっておいていいんです。知っている事と知らない事の違いが区別できる、比べられるという能力が付いてきた証拠でもあります。「人見知り」が無いのが良いというわけでもないし、強いのは悪いかっていうとそうでもない、病的なサインではありませんし、成長とともに自然になくなっていきます。

仕事の忙しい日が続き、久しぶりに早く帰宅できた夜、わが子の顔を見るのが楽しみだったのに、赤ちゃんに泣かれてしまったお父さん。嫌われたと思って落ち込んでしまいがちですが、いつも一緒にいる人になつくのは赤ちゃんの習性です。リベンジに必要なのは、赤ちゃんと二人きりで遊ぶ時間をつくることです。次の休みには、是非お母さんに自由な時間をあげて、半日ずっと二人だけで過ごしてみてください。